ベトナムキッチン-viet nam nhà bếp-

料理長

【第1回】 なんでベトナム?

ベトナム行きを決心させてくれたのは実は常連さんのおかげ。
当時は22歳。アメリカ合衆国での生活を目指してた。
というのもまずアメリカに住んで英語をマスターして
それから頭に描く世界、アジア、それからドイツ,東欧へと
20代は駆け巡って修業体験したかった。単純と言うか冷静。
成人を迎える時期に大阪南港から鑑真号で初めて行った
外国は船旅で中国。
1ヶ月中国を周り巡って何より感動したのが街市場。
生きた鶏やら犬やらゲテモノやら所狭しと売られてる。
世界が違うとびっくり仰天。

こういった世界に住んでみてそういったものを
捌いて調理してみたいって無邪気な発想。
それが異国での生活を目指した根っ子。
でも英語を話せないと何処に行っても困るわけで
冷静に冒頭のような考えに。

こんなことを働いていた店で常連さんに話したら
まわりくどい!行きたい国も英語圏ちゃうやろぉ!って。
ほんまやほんま!その通り。
アジアは何処がええねやって問い詰められ慌てて出た返事は
中国かタイかベトナムって何となく思ってた市場大国。
そしたらそしたら常連さん。中国やタイは珍しない。
ベトナムにしときって。ほんまに適当な常連さんの一言。
純情でした。
不思議とでもそやな。そないしようって思っちゃったんです。
それから1年間。昼は警備員、夜はレストランで働いて
そんなこんなで思惑通り1年後にベトナムに旅立ったわけです。
真っ直ぐっというかただただ未熟な小僧でした。

それでも常連さんのおかげでベトナムでの生活がはじまり、
そのままの流れで大阪でベトナム料理店を切り盛りすることになり、
現地で出会いお世話になったベトナム人や10年間、
店で一緒に働いた仲間に恵まれ満足な今の自分があるわけです。
感謝!


連載!ベトナム修行時代の体験談


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